ガスクロマトグラフィー

イオン液体液相GC カラムSLB-IL シリーズ

Ionic Liquid GC Columns

2005年、Daniel W. Armstrong 博士(University of Texas at Arlington)は、ジカチオンとポリカチオンのイオン液体がGCの固定相として使用できることを発表しました。 イオン液体は低い温度でも液体である有機カチオンと無機アニオンで構成されています。 イオン液体は、揮発性が低く幅広い範囲で液体であるため高温で利用できます。また、従来より極めて高極性の液相を作成できるばかりか水酸基が無いため水分や酸素によるダメージも受けにくい特性を持っています。 このためGC固定相として最適な液相のひとつです。
Supelcoでは様々な特性を持つイオン液体液相GCキャピラリーカラムの製造が可能です。

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極性スケールと最高使用温度

ブリードと耐久性 (PDF 386KB)

アプリケーション例

関連文献案内(PDF 50KB)

SLB-IL100の液相構造

イオン液体の特長とキャピラリーカラムでの利点

  • これまでのカラムと同等の選択性を持つカラムが設計が可能
     → 従来の高極性カラムと異なり、高い温度でもカラムブリードや酸素・水分による液相の破損などの不具合が減少します。
  • 高温で耐熱性を持つカラムが設計が可能
     → 分析時間の短縮や高沸点化合物の分析が可能となります。
  • ユニークな選択性を持つカラム設計が可能
     → これまでと異なる官能性により良好なピーク形状や分解能の向上が期待できます。また、より高い極性のカラムの設計が可能です。
  • 多次元分離(multidimensional separations)の使用に有用
     → ユニークな高極性と高い耐熱により多次元分離(multidimensional separations)で重要な役割を果たします。

極性スケールと最高使用温度

極性スケールと最高使用温度

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イオン液体 GC用キャピラリーカラム 製品一覧

SLB-IL59

使用温度範囲; 室温~300℃
液相名; Non-bonded; proprietary, USP Code: None
本イオン液体極性カラムはポリエチレングリコール(PEG, wax)と同等な極性や選択性を持つように2009年に開発されました。 これまでポリエチレングリコールカラムの最高使用温度が270や280℃であったのに対し本カラムでは300℃まで使用可能です。 これにより高沸点化合物の測定について可能性が広がります。 GCxGCの多次元分離(multidimensional separations)では、この高い温度限界を利用し無極性カラムと組み合わせることが有効となります。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL59  15 m× I.D. 0.10 mm, df 0.08 μm 1 28880-U
SPB-IL59  30 m× I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm  1 28891-U

 

SLB-IL60 New!

使用温度範囲; 35~300℃
液相名; Non-bonded; proprietary, USP Code: None
特長;
・ ポリエチレングリコールに近い分離特性
・ アルコール、アミン、アルデヒドに対しても良好なピーク形状
・ 水や酸素によるダメージを受けにくい高い耐久性

本イオン液体極性カラムは2012年にWAXカラムと同等の分離特性を目指して開発されました。これまでのイオン液体液相で苦手としていたアルコール、アミン、アルデヒドに対しても良好なピーク形状を示します。耐久性が高くWAXでは使用困難な300℃でもご利用いただけます。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL60  15 m× I.D. 0.10 mm, df 0.08 μm 1 coming soon
SLB-IL60  30 m× I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 29505-U
SLB-IL60  60 m× I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 coming soon
SLB-IL60  30 m× I.D. 0.32 mm, df 0.26 μm 1 coming soon
SLB-IL60  60 m× I.D. 0.32 mm, df 0.26 μm 1 coming soon

 

SLB-IL61

使用温度範囲; 40~290℃
液相名; Non-bonded; proprietary, USP Code: None
本イオン液体極性カラムは6番目のイオン液体カラムで2011年に発売されました。 本カラムはポリエチレングリコール(PEG, wax)より高い極性にでSPB-IL59とSLB-IL76の間の極性を示します。また、最高使用温度は290℃まで可能です。 これにより高沸点化合物の測定について可能性が広がります。GCxGCの多次元分離(multidimensional separations)では、この高い温度限界を利用し無極性カラムと組み合わせることが有効となります。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL61  15 m× I.D. 0.10 mm, df 0.08 μm 1 29484-U
SLB-IL61  30 m× I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 29486-U

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SLB-IL76

使用温度範囲;室温~ 270℃
液相名; Non-bonded; proprietary, USP Code: None
本イオン液体極性カラムは2009年に開発された2番目のイオン液体カラムです。 本カラムは従来のカラムより幅広い化合物に適用するように設計されています。 これにより、同様の極性スケールのカラムより優れた選択性をもたらします。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL76  15 m× I.D. 0.10 mm, df 0.08 μm 1 28909-U
SLB-IL76  30 m× I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 28913-U

 

SLB-IL82

使用温度範囲; 50~270℃
液相名; Non-bonded; proprietary, USP Code: None
本イオン液体極性カラムは従来の高極性シアノプロピル/シロキサン液相グループの極性と良く似ています。このカラムは高極性シアノプロピル/シロキサン液相と互換性を示しますが、酸素や水分による破損の影響が少ない特徴を示します。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL82  15 m×I.D. 0.10 mm, df 0.08 μm  1 29477-U
SLB-IL82  30 m×I.D. 0.25 mm, df 0.25 μm  1 29479-U

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SLB-IL100

使用温度範囲; 室温~230℃
液相名; Non-bonded; 1,9-di(3-vinyl-imidazolium) nonane bis(trifluoromethyl) sulfonyl imidate, USP Code: None
このカラムは商品化された世界初の極めて高極性のイオン液体液相を用いたカラムです。このカラムは極性スケール100に値します。従来のTCEPカラムより高極性であるに関わらず高い温度で使用でき、水分や酸素による破損の影響が少ない特徴を示します。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL100  15 m×I.D. 0.10 mm, df 0.08 μ 1 28882-U
SLB-IL100  20 m×I.D. 0.18 mm, df 0.14 μm 1 28883-U
SLB-IL100  30 m×I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm  1 28884-U
SLB-IL100  60 m×I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 28886-U
SLB-IL100  30 m×I.D. 0.32 mm, df 0.26 μm 1 28887-U
SLB-IL100  60 m×I.D. 0.32 mm, df 0.26 μm  1 28888-U

 

SLB-IL111

使用温度範囲; 50~270℃
液相名; Non-bonded; proprietary, USP Code: None
このカラムは極めて高極性のSLB-IL100より極性の高いイオン液体液相を用いたカラムで極性スケール111に値します。従来のTCEPカラムやSLB-IL100より高極性であるに関わらず高い温度で使用でき、水分や酸素による破損の影響が少ない特徴を示します。

品名 入数 CAT.NO.
SLB-IL111  15 m×I.D. 0.10 mm, df 0.08 μm 1 28925-U
SLB-IL111  30 m×I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 28927-U
SLB-IL111  60 m×I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 28928-U
SLB-IL111  100 m×I.D. 0.25 mm, df 0.20 μm 1 29647-U

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