Chiral HPLC - Astec

CYCLOBOND

キラル分離と高選択的なアキラル分離のためのシクロデキストリン固定相

CYCLOBONDとは、高純度シリカゲルにシクロデキストリンをエーテル結合させるAstecの技術につけられた名前です。1983年より導入され, この特許のある固定相は包接錯体を形成する能力があり、溶液からシクロデキストリン空洞への取り込みの選択性によって、多様な有機分子の数々の化学的分離を可能とします。CYCLOBOND I は β-シクロデキストリン結合でCYCLOBOND II は γ-シクロデキストリン結合です。

CYCLOBOND I 2000シリーズは、医薬品工業における分析や、化学や環境分野での低分子の分析種など今日のニーズに合わせて特別に考案されたHPLCカラムです。Astecは、精確に再現性良く光学異性体を分離することに着目しました。結果として、保証されたバッチ間の再現性があり、非常に安定で、改良された選択性と分離度によって、高性能のキラル固定相となりました。オリジナルのCYCLOBOND I (β-シクロデキストリン) カラムと比較すると、CYCLOBOND I 2000シリーズは第二世代の製品です。CYCLOBOND I 2000シリーズには、β-シクロデキストリンと8つのβ-シクロデキストリン誘導体がございます。

CYCLOBOND II シリーズカラムは、アントラセン、クリセン、ピレンなどを骨格とした多重環状構造物に対して優れたキラルセレクターです。このカラムはγ-シクロデキストリン結合相であり、円錐台形に配列された8つのグルコピラノース単位から成り立っています。応用例として、ステロイド類、ポルフィリン類、FMOCアミノ酸類などがあります。アセチル化誘導体であるCYCLOBOND II ACの応用例として、ナフチルエチルアミン、ステロイド類、ステロール類があります。

固定相

CYCLOBOND 10種類のCYCLOBONDキラル固定相

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CYCLOBOND I 2000

CYCLOBOND I 2000は、包接錯体形成を最大限に活かすために、配位されたシクロデキストリンと安定なマトリックスを生成させるため、特許法によってβ-シクロデキストリンが結合されています。結果として、シクロデキストリン空洞への取り込みの選択性によって、多様な有機分子の数々の化学的分離を可能とします。包接作用に基づかない分離も、polar organicモードによって多種多様の分子種に適応できます。

CYCLOBOND I 2000 AC

β-シクロデキストリンをアセチル化した製品です。CYCLOBOND I 2000 AC は、α炭素やβ炭素にキラルのある芳香族アルコール類やアミン類を主に分析します。

CYCLOBOND I 2000 SP (β-シクロデキストリン, S-ヒドロキシプロピルエーテル)

β-シクロデキストリン表面の水酸基は、“S”あるいは“R,S” 酸化プロピレンと反応し置換されます。この固定相は、芳香環構造からのキラルセンターの距離に対応するように水素結合能を強くする効果があります。“S” タイプは、まれにメタドンのような化合物の分離に対して高い選択性と能力を示します。

CYCLOBOND I 2000 RSP (β-シクロデキストリン, R,S-ヒドロキシプロピルエーテル)

一般的なキラル固定相に、t-bocアミノ酸類のような非芳香環構造物を分離する特性を加えました。

CYCLOBOND I 2000 HP RSP (高性能 β-シクロデキストリン, R,S-ヒドロキシプロピルエーテル)

この新しい固定相は、CYCLOBOND I 2000 RSPと同等のあるいはそれ以上の選択性を持ち、非常に安定で、短い保持時間を持つ再生可能な固定相を開発することが目的でした。この新しい固定相の拡大評価ののち、目的は達成され、数多くの分離に劇的な改善が得られました。CYCLOBOND I 2000 HP-RSP は拡張された水素結合能によって分離し、キラルスクリーニングに際して幅広いキラル選択性を提供し、塩基と中性化合物に対して有益です。マイクロボア、分析、分取サイズのカラムがございます。

CYCLOBOND I 2000 DMP (β-シクロデキストリン, 3,5-ジメチルフェニルカルバミン酸塩)

β-シクロデキストリンの水酸基と3,5-ジメチルフェニルイソシアン酸塩が反応すると、ナフチルエチルカルバミン酸塩固定相のようなπ塩基性固定相となります。キラルセンターが環構造の一部にあったり、α炭素にあったりすると、CYCLOBOND I 2000 DMPの選択性は非常に大きいです。この固定相は、アンフェタミンACQのような誘導体化アミン類に非常に有用です。

CYCLOBOND I 2000 DM (β-シクロデキストリン, 3,5-ジメチルフェニルカルバミン酸塩)

この固定相は、β-シクロデキストリンをジメチル化したものです。CYCLOBOND I 2000 DM は、CYCLOBOND I 2000では分離できなかった多種多様な構造異性体や幾何異性、光学異性体を分離します。この固定相は逆相でのみ立体的なメカニズムを発揮します。

CYCLOBOND I 2000 DNP

この新しい固定相は、β-シクロデキストリンの二級水酸基の位置にジニトロフェニル官能基がエーテル結合したものです。この固定相では、立体環境にあるπ帯を持つ分析種(例 芳香環、カルボニル)とπ電子共有システムを構築します。エーテル結合をπ酸性ジニトロフェニル環の固定に使用することによって、強力な逆相条件でも非常に安定なシステムとなっております。この官能基の芳香環にトリフルオロメチル基を導入することによって、酸性度がさらに高まりました。いくつかの事例を除き、この固定相は平凡なCYCLOBOND 固定相よりも改良された選択性を示します。例えば、1,1′-bi-2-ナフトールのように、CYCLOBOND I 2000 DNP固定相でしか分析できなかった事例が数多くありますCYCLOBOND I 2000 DNPは、逆相、順相、polar organic の3つの移動相条件で選択性を発揮しますが、特に逆相において最も多くの分離と高い選択性を発揮します。また、特にリン酸アンモニウムのような緩衝液を用いると、選択性が向上します。

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CYCLOBOND II

CYCLOBOND II は、CYCLOBOND固定相が γ-シクロデキストリンの形状です。8つのグルコピラノース単位から成り、円錐台形になっております。アントラセン、クリセン、ピレンなどを骨格とした環状構造物の異性体化合物や多重環状構造物に対して優れたキラルセレクターです。CYCLOBOND IIは優れた選択性と安定性を提供します。また、polar organicモードを応用して分離することも可能です。応用として、ステロイド類、ポルフィリン類、FMOCアミノ酸類などがあります。

CYCLOBOND II AC (γ-シクロデキストリン, アセチル化)

CYCLOBOND II AC カラムは、γ-シクロデキストリンの2位、3位の水酸基がアセチル化された固定相です。結果として、空洞の入り口は、最小でも2つの縮合環が付加したアミンなどの水素供与体と相互作用する水素受容体サイトがあります。例として、An 1- あるいは 2- 置換ナフチルエチルアミンがあげられます。応用例として、ステロイド類やステロール類がり、水酸基の位置によって依存します。

CYCLOBONDでのメソッド開発キット

キットには、 5 µm, 25 cm x 4.6 mm I.D. のCYCLOBOND I 2000, CYCLOBOND I 2000 DMP, CYCLOBOND I 2000 HP-RSP, CYCLOBOND DNPカラムと CYCLOBONDガイドブックが含まれています。カラムスクリーニングのデータを蓄積するには、経済的なキットです。CYCLOBONDでのメソッド開発は、polar organic, 逆相、順相モードで試験します。下記は、CYCLOBONDでのスクリーニングと最適化試験のために推奨される条件です:

  • Polar Ionic (中性分析種) : スクリーニング: (95:5:0.3:0.2) CH3CN:CH3OH:acetic acid:tryethylamine、最適化: 酸塩基の比率を変え、酸や塩基の種類を変更し、揮発性の塩を加える (異なるアンモニウム塩をお試し下さい) 。
  • 逆相 (全分子種) : スクリーニング: (1) (30:70) CH3CN/20 mM ammonium acetate, pH 4.0; (2) (20:80) CH3OH/20 mM ammonium acetate, pH 4.0、最適化:有機溶媒の%と種類を変え、pH、緩衝液の種類、イオン強度を調製する。
  • 順相 (中性分析種) : スクリーニング: (30:70) Ethanol/heptane (DMP, DNPのみ)、最適化極性有機溶媒の% を増やし, 両方の溶媒の種類を変える。

弊社は、キラルのメソッド開発を完成させるためにCHIROBIOTICキットも提供しております。同様に、タンパク質ベースや銅配位子交換(CLC)と多環式アミン重合体(P-CAP) のキラル固定相を提供しております。

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