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丸岡触媒による不斉相間移動触媒はグリシン誘導体から天然型、非天然型α-アルキル-α-アミノ酸やα,α-ジアルキル-α-アミノ酸のエナンチオ選択的 合成において理想的な方法であることが示されました。このタイプの転換において種々の関連する触媒が開発されていますが 677086 や 687596 は構造的にシンプルな骨格であることから特に注目されています。またこれらのよりシンプルな構造の 677086 と 687596 でも、これまで丸岡教授と共同研究者によりデザインされた触媒と同等の触媒活性とエナンチオ選択性を達成しています。1,2,3
利点
- 取り扱いが容易
- 環境に優しい
- 反応条件が温和
- 水溶媒中での反応
- スケールアップの要求にも対応
- 少量の触媒
主な利用例
2005年丸岡教授と共同研究者等は別のタイプの不斉相関移動触媒について報告しています。窒素にビフェニル基やナフチル基に代わってブチル基を導入することで、よりフレキシブルでより極性の触媒となり、有機層、水層の二相混合液間で要求される作用を容易にしています。2 二相移動における一般的な方法では有機溶媒(トルエン)と塩基性水溶液、相関移動触媒、有機ハロゲン化物、保護アミノ酸(多くはベンゾフェノンイミンあるいはp-クロロベンズアルデヒドイミン-Tables 1, 2)の組み合わせで利用されています。ほとんどの反応は-20℃~0℃で短時間にて進行し、良好な全収率、極めて高いエナンチオ選択性でα-アルキル-α-アミノ酸やα,α-ジアルキル-α-アミノ酸が得られます。1,2,3 特に、より経済的なp-クロロベンズアルデヒドイミンの利用は、低いpKaとアルジミンSchiff塩基のラセミ化が懸念されることからα-アルキル置換誘導体に制限が予想されました。しかしながら、p-クロロフェニル保護基がTable2に示されていますように、モノアルキル化誘導体へ実に効果的に転換されます。3 この方法はアラニン誘導Schiff塩基の使用で、α,α-ジアルキル-α-アミノ酸においても良好な収率、極めて高いエナンチオ選択性を与えます(Scheme 1)。
Table 1
Table 2
Scheme 1
製品情報
| Product No. |
Product Name |
Structure |
| 677086 |
(11bS)-(+)-4,4-Dibutyl-4,5-dihydro-2,6-bis(3,4,5-trifluorophenyl)-3H-dinaphth[2,1-c:1′,2′-e]azepinium bromide |
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| 687596 |
(11bR)-(–)-4,4-Dibutyl-4,5-dihydro-2,6-bis(3,4,5-trifluorophenyl)-3H-dinaphth[2,1-c:1′,2′-e]azepinium bromide |
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丸岡触媒™は長瀬産業株式会社の商標です。
References
- Hashimoto, T.; Maruoka, K. Chem. Rev. 2007, 107, 5656.
- Kitamura, M.; Shirakawa, S.; Maruoka, K. Angew. Chem. Int. Ed. 2005, 44, 1549.
- Ooi, T.; Arimura, Y.; Hiraiwa, Y.; Yuan, L. M.; Kano, T.; Inoue, T.; Matsumoto, J.; Maruoka, K. Tetrahedron: Asymmetry 2006, 17, 603.
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