研究分野別リスト

血管新生研究

血管新生ががん発症に重要な過程であるということは100 年以上前から認識されていましたが、血管系の異常な増殖を悪性腫瘍の標的として活用できる可能性がJudah Folkman により示唆されたのは1970 年代になってからでした1。現在では、血管新生を停止させることで腫瘍を抑制するため、血管新生因子に対する抗体や阻害剤を活用した抗血管新生療法の開発が製薬企業などで行われています。

図 VEGF により活性化されたシグナル伝達経路

VEGF は、増殖、分化、透過性、血管緊張、血管作用性分子の生成など数種類の内皮細胞機能を調節します。VEGF がVEGF 受容体に結合するとVEGF 受容体が活性化され、ホスファチジルイノシトール3- キナーゼ(Pl3K)、Shc、Grb2、ホスファターゼSHP-1 およびSHP-2 などの広範なシグナル伝達分子をリン酸化し、遺伝子発現および細胞増殖をもたらすMAPK カスケードのRaf 刺激による活性化、PKB 活性化と細胞生存をもたらすPl3K 活性化、細胞増殖、血管透過性、血管新生をもたらすPLC-γ 活性化が誘導されます。

 

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『腫瘍血管内皮細胞の異常性と特異性を探る』
北海道大学 遺伝子病制御研究所
樋田 京子 特任准教授

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熊本大学 生命資源研究・支援センター 表現型解析分野
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