細菌や酵母の同一個体を生きたまま経時観察 CellASIC ONIX2
お問合わせ・デモ依頼製品仕様
分子の局在や細胞の動態を単一焦点面で長時間観察したい!
細胞の決定的瞬間を撮影したい!
タイムラプス実験の立ち上げは大変…
細胞の成長を妨げないで撮影したい!
と思ったことはありませんか?
CellASIC ONIX2なら細胞に余計な負荷をかけずに、
正確なライブセルイメージングが実現できます。

ポイント1 二次元培養下でのタイムラプス実験

CellASIC ONIX2なら、細胞をトラップしながら灌流培養を行うことで単一焦点面でのライブセルイメージングが実現できます。

従来の方法との比較

酵母

スライドグラスを利用した撮影では、細胞集団全体に焦点を合わせられない

CellASIC ONIX 酵母用プレート上にトラップ後に撮影された分裂酵母

バクテリア

スライドグラスを利用した撮影では、細胞集団全体に焦点を合わせられない

CellASIC ONIX 細菌用プレート上にトラップ後、位相差顕微鏡で撮影された大腸菌

原理

細胞種ごとに最適化された灌流プレート

酵母用プレート

CellASIC ONIX酵母用プレート
(A) 酵母用プレートのウェル構成:加圧送液用ウェル(1~6)、液受けウェル(7)、細胞ローディング用ウェル(8)。
(B) Y04C-02チャンバー:3 mm×3 mmのチャンバーに高さ3.5、4.0および4.5 μmの3段トラップを実装。
(C) Y04D-02チャンバー:3 mm×3 mmのチャンバーに高さ5.0、6.0および7.0 μmの3段トラップを実装。

バクテリア(細菌)用プレート

CellASIC ONIXバクテリア(細菌)用プレート
(A) バクテリア用プレートのウェル構成:加圧送液用ウェル(1~5)、細胞ローディング用(貯蔵)ウェル(6)、液受けウェル(7)、細胞ローディング用(入口)ウェル(8)。
(B) B04A-03チャンバー:1.2 mm×2.0 mmのチャンバーに高さ0.7、0.9、1.1、1.3、2.3および4.5 μmの6段トラップを実装。

お問合わせ・デモ依頼

ポイント2 正確な培養環境制御が簡単に実現

CellASIC ONIX2なら、栄養条件の切り換え、薬剤添加やウォッシュアウト、温度・ガス環境を正確に制御可能です。

動画:バクテリア

B04Aプレートにおける 抗生物質による溶菌 - アンピシリンの抗菌効果による細胞膜への作用を視覚化するため、アンピシリン存在下でE. coliを培養しました。アンピシリン添加まで細胞の成長と分裂は正常でしたが、添加によって細胞は破裂[溶菌]しました。顕微鏡は100倍の対物レンズ搭載したNikon Plan、10分ごとに5時間撮像を行いました。
- ワシントン大学(シアトル)のSonia Singhal、Rob Egbert、Eric Klavins各氏の好意により転載。

B04AプレートにおけるE.coliの増殖- B04マイクロ流体プレートにおけるE. coli(BL21)の増殖の様子。細胞をLB培地でかん流し、100倍の油浸位相差対物レンズで撮像しました。細胞はマサチューセッツ工科大学のTim Lu氏から好意により提供をいただきました。

B04Aプレートにおけるマイコバクテリウムの増殖 - プレートを用いて8時間にわたり連続かん流培養したMycobacterium smegmatis 増殖の様子。100倍の位相差対物レンズで撮像しました。細胞はアルバート・アインシュタイン医科大学のTravis Hartman、William Jacobs 各氏の好意により提供いただきました。

動画:酵母

Y04Cプレートにおける分裂酵母の増殖 - Y04Cプレートにおける S.japonicus の増殖。国立遺伝学研究所の仁木宏典教授から提供いただきました。

Y04Cプレートにおける位相差顕微鏡を用いた解析 - Y04Cプレートにおける、24℃、5 psi、 CSmediumかん流下でのS. cerevisiaeの増殖。 150倍の油浸対物レンズで60秒ごとに撮像しました。NIH国立がん研究所(米国)のJan Wisniewski氏の好意により掲載しています。

Y04C分裂酵母の増殖 - Y04CプレートにおけるYES培地連続かん流下での S. pombeの増殖。細胞はForsburg Lab(南カリフォルニア大学)から好意により提供いただきました。

Y04Cプレートにおける細胞周期停止および放出 - SC培地中で4時間にわたり60倍の対物レンズで S. cerevisiaeを撮像した後、α因子に暴露して細胞周期を停止させました。細胞はGFP融合チューブリンおよび mCherry融合Spc42を発現する。撮像間隔は10分です。インディアナ大学のSoni Lacefield氏の好意により転載しました。

温度・ガス環境の正確な制御ができるから、無酸素・低酸素環境での培養も可能

温度制御モード画面

Dual Pressure モード画面

Dual Pressure モード画面
お問合わせ・デモ依頼

ポイント3 ラボでお使いの倒立顕微鏡に設置可能

CellASIC ONIX2なら、普段お使いの倒立顕微鏡に組み合わせるだけで、簡単にマイクロ流路技術によるライブセルイメージングを始められます。

✔ 各顕微鏡メーカー*の倒立型顕微鏡に適合
✔ 共焦点顕微鏡や超高解像度撮影モードでの撮影も可能
✔ 30分で設置完了**

*適合顕微鏡例:Nikon社 Tiシリーズ、Olympus社 IXシリーズ、Leica社 DMIシリーズ、Zeiss社 AXIO Vertシリーズ、ThermoFisher社 EVOSシリーズ、BioTek社 Lionheartなど。(その他顕微鏡をお使いの場合はお問合わせください。)
** 96ウェルプレートを設置可能なステージおよび装置制御用のウィンドウズPCが必要です。

アプリケーション紹介

ライブセルイメージングを行いながら、培地の切り換え、薬剤の正確な添加やウォッシュアウトなど多様な実験系をデザインできます。

酵母の単一細胞応答解析

出芽酵母(S.cerevisiae)の減数分裂解析

データ提供:インディアナ大学ブルーミントン校Lacefield S. 博士からご提供いただきました。
掲載論文:PLoS Genet. (2014), 10: e1004398
Positive Feedback of NDT80 Expression Ensures Irreversible Meiotic Commitment in Budding Yeast

バクテリアのシングル細胞応答解析

GFPタンパク質発現大腸菌(E.coli)のタイムラプス撮影

バクテリアのバイオフィルム解析

長時間培養による枯草菌(B.subtils)のバイオフィルム増殖解析

データ提供:カリフォルニア大学サンディエゴ校 Suel G. M. 博士からご提供いただきました。 掲載論文:Nature (2015), 523 (7562), p.550-554

お客様の声

「CellASIC ONIX2は細菌を灌流培養しながら、顕微鏡で経時観察する際にとても便利なシステムです。我々は細菌の細胞質内タンパク質の動態や、抗菌薬を加えたときの生死・形態を観察することに用いています。細菌をプレートのガラス層に物理的にトラップできるので、液体培地の交換を行っても焦点がズレることなく同視野で同じ個体を観察することが可能です。制御ソフトウェアのUIが分かりやすく、実験条件の検討が簡単に行えるので、効率的にデータが取得できることが魅力です。今後、バイオフィルム解析用プレートのリリースを期待しています。」
鈴木 仁人様 国立感染症研究所 薬剤耐性研究センター

「留学先の研究室で実験を行って以来、長期にわたってCellASICにはお世話になっています。市販されている酵母やバクテリア用のマイクロ流路があまりないこともあり、我々の研究分野ではCellASICを使用している研究者が非常に多く、実験系の再現やデータの比較を行いやすいです。細胞種に最適化されたプレートを購入できるため実験系の立ち上げも簡単で使い勝手が良く、今では毎週2、3回使っています。欲を言えば、プレートの種類が更に増えると嬉しいですね。」
吉田 知史先生 群馬大学 生体調節研究所 細胞シグナル分野

「私はミトコンドリアの形態の定量を目標としているため、細胞を健康的な状態に維持することの出来る持続性かつ安定的な解析方法を必要としています。CellASIC® ONIXシステムはそれにぴったりです」
Marshall Lab、カリフォルニア大学サンフランシスコ校

「...これまでにマイクロ流路を使った実験経験がない我々でも、新しい高度な技術を必要とする実験を素早く簡単に実施することができました。私が重要な生物学的な疑問に集中することができたのはCellASIC®がその疑問を解決するのに必要なツールを提供してくれたからでした」
Maheshri Lab、マサチューセッツ工科大学

 

セルシグナリングの研究者は、動的なシングルセル解析により答えをすばやく得ることができました。

 

ハーバード大学の生物学者は驚くべき発見をしている

論文リスト

CellASIC ONIXを使用した研究実績として、100報以上の査読付き文献が存在します。ここでは代表的な文献を紹介します。

バクテリア用プレートを実験に使用している主要論文

Sutterlin H. A. et al., PNAS, 2016, 113 (11), E1565–E1574:
Disruption of lipid homeostasis in the Gram-negative cell envelope activates a novel cell death pathway. (PMID: 26929379)

Prindle A. et al., Nature, 2015, 527 (7576), p.59–63:
Ion channels enable electrical communication in bacterial communities. (PMID: 26503040)

Liu J. et al., Nature, 2015, 523(7562), p.550-554:
Metabolic co-dependence gives rise to collective oscillations within biofilms. (PMID: 26200335)

Sieger B. et al., Mol. Microbiol., 2013, 90(5), p.966-982:
The lipid II flippase RodA determines morphology and growth in Corynebacterium glutamicum. (PMID: 24118443)

Young J. et al., PNAS, 2013, 110(10), p.4140-4145:
Rate of environmental change determines stress response specificity. (PMID: 23407164)

酵母用プレートを実験に使用している主要論文

Mazo-Vargas A. et al., Mol. Biol. Cell, 2014, 25(22), p.3699-3708:
Measuring fast gene dynamics in single cells with time-lapse luminescence microscopy. (PMID: 25232010)

Rafelski S. M. et al., Science, 2012, 338(6108), p.822-824:
Mitochondrial network size scaling in budding yeast. (PMID: 23139336)

Meyer R. et al., Science, 2013, 339(6123), p.1071-1074:
Mps1 and Ipl1/Aurora B act sequentially to correctly orient chromosomes on the meiotic spindle of budding yeast. (PMID: 23371552)

Kono K. et al., Cell, 2012, 150(1), p.151-164:
Proteasomal degradation resolves competition between cell polarization and cellular wound healing. (PMID: 22727045)

Furuya K. and Niki H. Mol. Cell. Biol., 2010, 30(12), p.2909-2917:
The DNA damage checkpoint regulates a transition between yeast and hyphal growth in Schizosaccharomyces japonicus. (PMID: 20368354)

上記以外の論文、または哺乳類細胞の論文などご興味ある方はお気軽にお問合わせください。

お問合わせ・デモ依頼

製品仕様

Select Science 社が主催する
Scientist Choice Award 2017 Product of the Year Awardにノミネートされました。

寸法 幅330 mm×奥行き306 mm×高さ108 mm
消費電力 100 - 240 VAC, 50/60 Hz
(専用電源ケーブルを使用)
顕微鏡との適合性 倒立型顕微鏡
顕微鏡観察手法 蛍光、明視野、位相差、共焦点、全反射照明、蛍光(TIRF)、微分干渉(DIC)
微小流体プレートの撮影面 ガラス製(厚さ170 μm(#1.5))
微小流体プレートの接地面 96 ウェルプレート型
微小流体プレートのチャンバー数 4(細胞培養用、並列)
一般的な培養時間 連続1 ~ 3 日
細胞懸濁液最小必要量 5 ~ 10 μL
(M04 CellASIC ONIX 微小流体プレート)
50 μL
(B04/Y04/C04 CellASIC ONIX微小流体プレート)
空気加圧出力数 8 ライン
空気加圧出力範囲 -50 ~ 70 kPa (-7.25~ 10.2 psi)
対応入力ガス 100 ~ 700 kPaに制御された清浄で乾燥した、空気、二酸化炭素(CO2)、窒素(N2)、および25%以内の酸素(O2)を含む混合ガス
ガス流量 低速: 5 mL/分±2 mL/分
高速:50 mL/分±20 mL/分
ガス環境精度 低速:送達ガス濃度との偏差10%未満
高速:送達ガス濃度との偏差2%未満
温度制御範囲 室温 ~ 40℃
温度環境精度
(サンプルチャンバー内)
±1℃
温度制御の加温時間
(25℃ から 37℃)
30分未満
温度制御の冷却時間
(37℃ から 25℃)
30分未満

CellASIC ONIX2 微小流体システム適応例

接着性細胞培養実績 HeLa、CHO、NIH-3T3、MCF-7、MCF-10A、PC-3、HUVEC、PC-12、HL-60、HT-29、神経(Hippocampal/Cortical)、心筋など
非接着性細胞培養実績 マクロファージ、リンパ球、T細胞、原核細胞(E. coli、B. subtillus、ラン藻、M. smegmatis)、酵母(S. cerevisiae、S. pombe)、クラミドモナスなど
細胞外基質使用実績 フィブロネクチン、コラーゲン、マトリゲル、ポリ-D-リシン、ラミニン、ヒドロゲルなど

製品カタログ (PDF) ダウンロード

デモをご希望の方へ

  • デモに使用する消耗品(専用プレート2枚)は無償。
  • 30分で設置完了(デモ自体の時間: 半日)。
  • デモの開始から完了まで、専任スタッフがお手伝いします。

デモご希望の方は下記フォームに、デモ希望にチェック、細胞種、ご連絡先をご記入し、お気軽にお問合わせください。