研究者インタビュー

新着インタビュー

水溶性代謝物のメタボローム解析を通じて疾患の代謝異常を探る
平山 明由 特任講師 慶應義塾大学 先端生命科学研究所 メタボローム研究グループ

がんを始め、さまざまな疾患の患者の体内では代謝物のパターンが変化すると考えられています。その原因となる代謝経路を特定できれば、バイオマーカーとして利用したり、創薬の標的として活用できると期待されています。平山明由先生(慶應義塾大学先端生命科学研究所メタボローム研究グループ)は、特に水溶性代謝物のメタボローム解析を通じて、これらの研究に取り組んでいます。平山先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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脂質のメタボローム解析から生命現象を探る
有田 誠 チームリーダー
理化学研究所 統合生命医科学研究センター メタボローム研究チーム
慶應義塾大学 薬学部・薬学研究科 代謝生理化学講座

生体内では多くの分子が分解・合成され、多種多様な代謝物が存在しますが、その全体像を把握することはこれまで困難でした。有田誠先生(理化学研究所 統合生命医科学研究センター メタボローム研究チーム)は脂質の代謝物に注目し、脂質の構造多様性「リポクオリティ」と生命現象の関連を明らかにすることに取り組んでいます。有田先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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『血管内皮細胞の恒常性を維持するアクセル/ブレーキ機構を探る』
南 敬 教授 熊本大学 生命資源研究・支援センター 表現型解析分野

がんを始めとする多くの疾患には血管が関与しており、血管の性質を知ることは医学的アプローチを試みる上で欠かせません。南敬先生(熊本大学 生命資源研究・支援センター 表現型解析分野)は、血管内皮細胞における恒常性維持のフィードバック機構やエピゲノム変化に注目して研究を続けています。特にがんの悪性化に伴う再発・転移を考えるときには、血管新生を始めとする血管動態、さらには微小環境(ニッチ)の研究が不可欠です。南先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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『腫瘍血管内皮細胞の異常性と特異性を探る』
樋田 京子 特任准教授 北海道大学 遺伝子病制御研究所 フロンティア研究ユニット 血管生物学研究室

日本人の死因第1位であるがんの進展には、血管が欠かせません。がん細胞は、増殖に必要な酸素や栄養を供給するために、異常な血管新生を誘導します。樋田京子先生(北海道大学 遺伝子病制御研究所 フロンティア研究ユニット 血管生物学研究室)は、腫瘍内にある血管内皮細胞に注目し、その異常性や特異性について研究を続けています。樋田先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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これまでのインタビュー(研究レポート)

『アルツハイマー病における神経細胞死のメカニズムを探る』
京都大学大学院医学研究科 生体構造医学講座 形態形成機構学分野 アルツハイマー病創薬基盤プロジェクト
(公益財団法人 先端医療振興財団 客員上席研究員 兼任)
星 美奈子 特定准教授 

アルツハイマー病は、認知症の最も一般的な原因の疾患として知られていますが、その発症機序は未だに解明されておらず、治療薬の開発は難航しています。星美奈子先生(京都大学大学院医学研究科 生体構造医学講座 形態形成機構学分野 特定准教授)は、アミロイドβの凝集体であるアミロスフェロイドの発見を機に、神経細胞死を引き起こす機序の解明に挑んでいます。星先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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『選択反応モニタリングを活用したターゲットプロテオミクス研究』
愛媛大学プロテオサイエンスセンタープロテオミクス研究部門 部門長
武森 信暁 講師

質量分析法の一種である選択反応モニタリング(selected reaction monitoring: SRM)が、新しいタンパク質定量法として現在脚光を浴びています。従来は低分子化合物の分析法として用いられてきたSRMですが、生体内高分子であるタンパク質もプロテアーゼを用いてペプチド断片レベルにあらかじめ消化してしまえば、その分析対象となり得えます。血中バイオマーカー探索への応用を例にSRMの有用性について武森信暁先生(愛媛大学プロテオサイエンスセンタープロテオミクス研究部門)にご寄稿いただきました。

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『樹状細胞の分化制御メカニズムを探る』
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生体防御学分野
小内 伸幸 講師

血球細胞は、造血幹細胞から分化し、産生されます。しかしながら、その分化メカニズムは十分に解明されたとは言い難いのが現状です。近年は遺伝子改変マウスを用いた実験系が大きく発達し、従来の概念を覆す研究が多く報告されています。小内伸幸先生(東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生体防御学分野)は、血球細胞の中でも樹状細胞の分化制御に関心をもち、研究を続けています。小内先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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『造血幹細胞の性質を維持する微小環境(ニッチ)を探る』
大阪大学大学院 生命機能研究科 幹細胞・免疫発生研究室
尾松 芳樹 助教

造血幹細胞とは、すべての血液細胞と免疫担当細胞に分化でき、さらに自己増殖能をもつ幹細胞のことです。造血幹細胞は骨髄に存在し、隣接する細胞や細胞外マトリクスと相互作用することでその性質が維持されていると考えられています。こうした、造血幹細胞の性質を維持する微小環境はニッチと呼ばれています。尾松芳樹先生(大阪大学大学院 生命機能研究科 幹細胞・免疫発生研究室)は、造血の維持に必須の細胞や、その細胞で発現する転写因子について研究しており、従来の説を覆す成果を多く発表してきました。尾松先生に、これまでの研究の背景や今後の展望について伺いました。

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『選択的オートファジーのメカニズムと生理学的意義を解明する』
東京工業大学 生命理工学院
中戸川 仁 准教授

オートファジー(自食作用)は、細胞内成分を分解するしくみの一つとして知られています。従来、飢餓時の栄養供給や新陳代謝のために細胞内成分を非選択的に分解すると考えられてきましたが、近年では特定のオルガネラなどを狙って分解する「選択的オートファジー」にも注目が集まっています。中戸川仁先生(東京工業大学 生命理工学院 准教授)は、核と小胞体の選択的オートファジーのしくみを明らかにし、その成果は『nature』に掲載されました。選択的オートファジーの研究や今後の展望について、中戸川先生にお話を伺いました。

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『オートファゴソーム膜の起源を探る』
大阪大学大学院 生命機能研究科 細胞内膜動態研究室
濱﨑 万穂 准教授

オートファジー(自食作用)は、標的を包むオートファゴソームの形成から始まります。しかしながら、オートファゴソームの形成機序については不明点が多く、形成場所についても長らく議論が続いていました。濱﨑万穂先生(大阪大学大学院 生命機能研究科 細胞内膜動態研究室 准教授)は、オートファゴソームの形成誘導が小胞体とミトコンドリアの接触部位で起きることを明らかにし、細胞生物学に大きなインパクトを与えました。オートファゴソームの研究や今後の展望について、濱崎先生に伺いました。

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『イヌの脳腫瘍におけるがん幹細胞の由来と特性の研究』
東京大学農学生命科学研究科 獣医病理学
写真右:内田和幸 准教授
写真左:岸本拓也 氏 (博士課程1年)

獣医病理学とは、動物の疾患の発生機序について、主に形態学的な手法に基づいて研究する分野です。今回は、「イヌの脳腫瘍におけるがん幹細胞」を研究テーマとする岸本拓也氏(東京大学農学生命科学研究科 獣医病理学 博士課程1年)と、指導教官である内田和幸先生(東京大学農学生命科学研究科 獣医病理学 准教授)にインタビューを行い、イヌを研究対象とする利点や、免疫染色における抗体の活用例などについて伺いました。

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『ライブイメージングから細胞死の生理学的意義を探る』
東京大学 大学院薬学系研究科 遺伝学教室
山口 良文 助教

アポトーシスを含む細胞死ではこれまでも多く研究されてきましたが、細胞死した細胞(死細胞)は廃棄されるだけであると考えられていました。ところが最近では、死細胞から周辺細胞にさまざまなシグナル因子が放出されることが明らかになり、細胞死の生理学的意義を探る段階となっています。細胞死研究が改めて注目されている中、ライブイメージングによって細胞死の意義の解明を目指す山口良文先生(東京大学 大学院薬学系研究科 遺伝学教室 助教)にお話を伺いました。

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『カイコを用いた発現系と精製純度の高いFLAG発現システムで、 さまざまなタンパク質生産が可能に』
シスメックス株式会社 R&I事業本部 事業企画部
タンパク事業推進課長
長屋 英和 氏

世界的にもユニークな、カイコを用いたタンパク質受託生産を行うシスメックス株式会社の長屋 英和さんに、 FLAG発現システムについてお話を伺いました。

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『ターゲットバリデーションにおける低分子ツール化合物の活用』
国立研究開発法人 理化学研究所 創薬・医療技術基盤プログラム
橋爪良信氏

豊富な化合物ライブラリーの中から適切な低分子ツール化合物を選択すること、その低分子ツール化合物用いた標的検証過程での留意点など、創薬研究者のノウハウを解説いただきました。

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『LentiPlexライブラリーを用いたgenome-wide shRNA スクリーニング法によるエイズウイルス感染制御因子の探索 』
東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 ウイルス制御学分野
武内 寛明 助教

近年、創薬を目的とした様々な疾患研究において、RNA 干渉(RNAi : RNA interference)を利用したゲノムワイドスクリーニングが行われている。疾患の原因因子を網羅的に探索し、その因子に作用する化合物の開発につなげようとしている。今回、ヒト免疫不全ウイルス(HIV:human immunode ciency virus)の感染機序の解明に取り組む武内寛明先生(東京医科歯科大学医歯学総合研究科ウイルス制御学分野)に、LentiPlex short hairpin RNA(shRNA)ライブラリーを利用したゲノムワイドスクリーニングについて解説いただきました。

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