タンパク質解析

タンパク質抽出

組み換えタンパク質精製には、細胞溶解の効率化とタンパク質抽出収率の最大化が重要です。「CelLytic™」シリーズは、バクテリア、哺乳類、酵母、植物細胞の溶解にそれぞれ適した配合で、超音波破砕やフレンチプレスのような従来の物理的破壊法より高いタンパク質収量が得られます。また、CelLyticによる抽出液は、アフィニティー精製に利用でき、タンパク質を変性させない組成のためタンパク質機能を損ないません。CelLytic製品は、濃縮液から錠剤まで多様で便利な形でご提供しています。細胞溶解およびタンパク質抽出時にタンパク質分解をさらに抑えるため、さまざまなプロテアーゼインヒビターカクテルもご提供しています。

製品一覧

関連製品

大腸菌などの微生物用タンパク質抽出試薬

  • グラム陽性菌、グラム陰性菌を溶解
  • 抽出液はアフィニティ精製、免疫沈降、ウエスタンブロットなどに使用可能
  • 非変性条件での細胞溶解によりタンパク質活性を保持

 

CelLytic B:タンパク質抽出用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic B 細胞溶解試薬 両性イオン界面活性剤を配合したタンパク質抽出用溶液です。
(バクテリア培養液を遠心した細胞ペレットに本製品を添加。使用目安は1.5mL培養液あたり0.4mL)
B7435
CelLytic B 2X 細胞溶解試薬 CelLytic B の2倍濃縮タイプ。全体の液量を減らしたい場合やタンパク質の濃度を高くしたい場合に適しています。
(バクテリア培養液を遠心した細胞ペレットに本製品を添加。使用目安は1.5mL培養液あたり0.2mL)
B7310
CelLytic B 10X 細胞溶解試薬 CelLytic B の10倍濃縮タイプ。バッファー成分を含んでいないため、目的に応じたバッファーで希釈して使用できます。
(バッファーで5、10、20倍などに希釈し、細胞ペレットに添加して使用)
C8740
CelLytic B plusキット グラム陰性菌および溶解が難しいグラム陽性菌の溶解に必要な試薬のセットです。
(使用目安は、ペレット湿重量1gあたり10mL)
CB0050
溶解試薬50mL入り
CB0500
溶解試薬500mL入り

CelLytic B による大腸菌ライセートからのタグ融合タンパク質精製。

レーン1,8 分子量マーカー

レーン2,4,6 精製前のライセート。2: GST, 4: FLAG,6: His タグ融合タンパク質を発現

レーン3,5,7 アフィニティ精製後。3: GST, 5: FLAG,7: His タグ融合タンパク質

大腸菌ペースト1gをCelLytic B、リゾチウム、ソニケーションによって抽出したタンパク質量を比較。 CelLytic Bは大腸菌ペースト1gにCelLytic Bを10mL使用。リゾチウムは1mg/mLリゾチウム、10mM EDTA溶液で氷上15分間処理。ソニケーションは氷上で2分間。総タンパク質量はBCA法で測定。

CelLytic Express:大腸菌培養液に直接添加するだけの簡単抽出

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic Express, 粉末 大腸菌培養液に粉末をそのまま加えてインキュベートするとタンパク質が抽出されます。(25ML:25mLの大腸菌培養液溶解用の粉末、10X25ML:10袋入り、6X500ML:500mL培養液溶解用の粉末が6袋入り) C1990
CelLytic Express, 錠剤 大腸菌培養液1mLあたり1錠をそのまま加えてインキュベートするとタンパク質が抽出されます。(25EA:25錠、100EA:100錠入り) C5491
5mLの微生物培養液から各種の方法で抽出したタンパク質をブラッドフォード法によって測定。

CelLytic IB:封入体からのタンパク質抽出用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic IB 封入体可溶化試薬 CelLytic Bなどで細菌を溶解したときに形成される封入体(タンパク質凝集体)を可溶化するための溶液です。(封入体1gあたり試薬8mL使用) C5236
溶解した封入体サンプルをBCA試薬によってタンパク質量を測定。CelLytic IBによるタンパク質量を100としたときの相対値を表示。

哺乳動物細胞・組織からのタンパク質抽出試薬

  • ヒトやマウスなどの細胞および組織に最適な界面活性剤を混合
  • 免疫沈降、タンパク質精製、ウェスタンブロッティングなどに利用可能
  • 膜タンパク質抽出用キットも利用可能

 

CelLytic M:培養細胞用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic M  細胞溶解試薬 マイルドな界面活性剤を含むタンパク質抽出用の溶液です。浮遊細胞および付着細胞を溶解しタンパク質を抽出することができます。付着細胞の場合、100mmプレートに0.5~1mLを添加します。 C2978
RIPAバッファー 一般的な細胞溶解用の溶液。免疫沈降やウェスタンブロット用のタンパク質溶解に適しています。付着細胞の場合、100mmプレートに約1mL添加します。
成分:50mM Tris-HCl (pH8.0)、150mM NaCl、1% IGEPAL® CA-630、0.5% デオキシコール酸ナトリウム、0.1% SDS含有。
R0278
Mammalian Cell Lysis キット 単品の試薬セットで、カスタマイズした細胞溶解試薬を調製できます。100mmプレートの細胞の場合、1キットで約250回分使用可能です。
コンポーネント: 5×バッファー(Tris-EDTA)、5×NaCl、5×SDS、5×デオキシコール酸、5×IGEPAL CA-630、プロテアーゼインヒビターカクテル。
MCL1
2 x 107 COS細胞からの各種の方法による溶解液をBCA法でタンパク質量を測定

CelLytic MT:組織用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic MT 細胞溶解試薬 界面活性剤、ビシン、150mM NaClを含むタンパク質抽出用の溶液です。哺乳動物組織または細胞を溶解しタンパク質を抽出することができます。組織1gあたり20mL使用。ラット脳・腎・筋・心臓・肝・脾臓、マウス脳・腎・筋などに使用可能です。 C3228
32Pでラベルした2本鎖のOct-1結合モチーフオリゴヌクレオチドをCelLytic MTを用いた抽出液(総タンパク質量4μg)とインキュベーション。矢印はOct-1-DNA複合体および結合しなかったフリーのプローブ。

CelLytic MEM:膜タンパク質抽出用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic MEM タンパク質抽出キット 哺乳動物細胞から膜タンパク質(疎水性でラフト結合タンパク質)を抽出するためのキットです。細胞膜を単離することなく、膜タンパク質溶液を分離します。HeLa、HEK-293、NIH 3T3、COS、CHOなどの細胞に使用可能です。1キットで106~107cellの抽出が約80回できます。 CE0050
CelLytic MEM Extraction Kit を用いたHeLa細胞抽出物の分離により、膜疎水性タンパク質は親水性タンパク質から分離された。レーン1 総細胞抽出物。レーン2 親水性層。レーン3 疎水性層。マーカータンパク質としてMAPキナーゼ(MAPK)は細胞質タンパク質、connexin-43は膜タンパク質、caveolin-1はラフト結合タンパク質。総細胞抽出物に3種類のマーカーが見られ、MAPKは親水性層、 connexin-43およびcaveolin-1は疎水性層に抽出される。

CelLytic NuCLEAR:核タンパク質抽出用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic NuCLEAR抽出キット 哺乳動物の組織または培養細胞から核タンパク質を抽出するためのキットです。HeLa、CHO、COS、PC-12、Jurkat、BAECなどの細胞に使用可能です。1キットで106~107の抽出が約100回分できます。 NXTRACT
32Pでラベルした2本鎖のOct-1結合モチーフオリゴヌクレオチドをCelLytic Nu-Clear Extraction Kitを用いてHeLa、CHO、COS、PC-12細胞から調製した細胞質抽出液(C)または核抽出液(N))インキュベーション。

植物からのタンパク質抽出試薬

  • タバコ、トマト、ホウレンソウ、シロイヌナズナなど植物の葉からタンパク質抽出可能
  • 核タンパク質抽出用キットも利用可能

 

CelLytic P、CelLytic PN:植物用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic P 細胞溶解試薬 非イオン性界面活性剤をベースとした植物細胞のタンパク質抽出用の溶液です。1mLあたり植物の葉0.5~1g。タバコ、トマト、ホウレンソウ、シロイヌナズナなどの凍結または生の葉に使用可能です。 C2360
CelLytic PN 植物核タンパク質抽出キット 植物の葉から核を精製し核タンパク質を迅速に抽出するキットです。核タンパク質抽出液は、ゲルシフトアッセイによるタンパク質-DNA相互作用の検出、DNase I フットプリントアッセイ、ウェスタンブロットなどに適しています。 CELLYTPN1

 

ホウレンソウ葉からCelLytic Pを用いて抽出したタンパク質によるゲルシフトアッセイ

二本鎖の32P標識CREBオリゴヌクレオチドプローブを28μgの全細胞抽出物でインキュベート(レーン2~5)、または全細胞抽出物を含まずインキュベート(レーン1)。競合オリゴヌクレオチドなし[-](レーン1,2)、x100またはx500余剰のCREB結合モチーフ未標識オリゴヌクレオチド(特異的競合[SP]、レーン3,4)、x100余剰の未標識オリゴヌクレオチド(非特異的競合[NS]、レーン5)。結合反応は非変性6%ポリアクリルアミドゲルで泳動、乾燥後、X線フィルムで感光。CREB-DNA複合体およびフリープローブを矢印で表示。

酵母からのタンパク質抽出試薬

  • リン酸を含まない酵母細胞溶解試薬
  • 特別な装置やガラスビーズ不要

 

CelLytic Y:酵母用

製品名 製品情報 CAT.NO.
CelLytic Y 細胞溶解試薬 マイルドな界面活性剤を含むタンパク質抽出用の溶液です。
(使用目安は、酵母細胞1gあたり2.5~5mL)
C4482
CelLytic Y PLUSキット 単品の試薬セットで、カスタマイズした細胞溶解試薬を調製できます。
コンポーネント: 反応バッファー、DTT、Lyticase、抽出バッファー、Triton X-100、プロテアーゼインヒビターカクテル。キットで酵母細胞10~40g。
CYP1

 

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