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アルコールデヒドロゲナーゼ from Saccharomyces cerevisiae

• 別名: ADH, アルコール:NAD⁺オキシドレダクターゼ, アルコールデヒドロゲナーゼ 酵母由来
• CAS番号: 9031-72-5
• Enzyme Commission number: 1.1.1.1 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-870-4
• MDL番号: MFCD00081305
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: Saccharomyces cerevisiae
• 品質水準: 200
• 形状: powder
• 分子量: ~150,000
• 包装: vial of 25 mg
• 保管温度: −20°C

詳細

アプリケーション

Saccharomyces cerevisiae由来アルコールデヒドロゲナーゼは、ゲルろ過分子量マーカー/として使用されています。また、質量分析用の9タンパク質ミクスチャーの成分として使用されています。

生物化学的／生理学的作用

4個の同一のサブユニットを持つ141 kDaの四量体。各サブユニットの活性部位に亜鉛原子を持っています。活性部位には2個の反応性スルフヒドリル基とヒスチジン残基もあります。

等電点:5.4～5.8

至適pH:8.6～9.0

基質:酵母ADHは、エタノールに対する反応性が最も高く、アルコール分子の大きさが増減すると、その反応性は低下します。側鎖アルコールおよび第二級アルコールも反応性がきわめて低くなっています。

K_M(エタノール) = 2.1×10^-2 M
K_M(メタノール) = 1.3× 10^-1 M
K_M(イソプロパノール) = 1.4×10^-1 M

インヒビター:N-アルキルマレイミドおよびヨードアセトイミドなどの遊離スルフヒドリルと反応する化合物。
1,10-フェナントロリン、8-ヒドロキシキノリン、2,2'-ジピリジル、チオ尿素などの亜鉛キレート剤インヒビター。

β-NADアナログ、プリンおよびピリミジン誘導体、クロロエタノール、フルオロエタノールなどの基質アナログインヒビター。

吸光係数:E^1% = 14.6(水、280 nm)

アルコールデヒドロゲナーゼ（ADH）は、酸化還元酵素のひとつであり、ピリジンヌクレオチド依存性デハイドロゲナーゼでもあります。アルコールの可逆的酸化によるアルデヒドまたはケトンの生成を触媒します。同時に、ADHはニコチンアミドアデニンジヌクレオチド（NAD⁺）またはニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸（NADP⁺）の還元を媒介します。酵母由来のADHは、哺乳類ADHよりも高い活性を示します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H334
• 注意書き: P261 - P284 - P501
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)