A9941

2,2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸) 二アンモニウム塩

chromogenic, tablet

• 別名: 2,2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸)二アンモニウム, AzBTS-(NH₄)₂
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₈H₂₄N₆O₆S₄
• CAS番号: 30931-67-0
• 分子量: 548.68
• Beilstein: 7329461
• EC Number: 250-396-6
• MDL番号: MFCD00010404
• UNSPSCコード: 12352204
• PubChem Substance ID: 24891410
• NACRES: NA.21

特性

• product name: 2,2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸) 二アンモニウム塩, tablet, 10 mg substrate per tablet
• 形状: tablet
• 溶解性: deionized water: 100 mL
• 保管温度: room temp
• SMILES記法: [NH4+].[NH4+].CCN1C(\Sc2cc(ccc12)S([O-])(=O)=O)=N\N=C3/Sc4cc(ccc4N3CC)S([O-])(=O)=O
• InChI: 1S/C18H18N4O6S4.2H3N/c1-3-21-13-7-5-11(31(23,24)25)9-15(13)29-17(21)19-20-18-22(4-2)14-8-6-12(32(26,27)28)10-16(14)30-18;;/h5-10H,3-4H2,1-2H3,(H,23,24,25)(H,26,27,28);2*1H3/b19-17-,20-18-;;
• InChI Key: OHDRQQURAXLVGJ-AXMZSLBLSA-N

詳細

詳細

ABTSは主としてELISA（酵素結合免疫吸着アッセイ）に使用されています。
ABTS（2.2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸）は、発色性基質で、次の用途で使用されています。

• ラッカーゼまたはビリルビンオキシダーゼとの反応
• ペルオキシダーゼ系酵素との反応。（たとえば、HRPとの反応）。過酸化水素と組み合わせたABTS

過酸化水素存在下でのABTSのペルオキシダーゼ反応により、グリーンな可溶性最終産物として得られ、この最終産物は分光法において405 nmで読み取れます。この反応は、1%ドデシル硫酸ナトリウム（SDS）で停止できます。
ABTS（2.2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸)二アンモニウム塩）は、光感受性で水溶性の化合物です。

アプリケーション

• 2,2′-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸)ジアンモニウム塩（ABTS）は、ELISA（酵素結合免疫吸着アッセイ）における基質として使用されています。†
• ABTSは、血清などのさまざまな溶液中のグルコース濃度の測定にも使用されます。
• 食品業界では、食品の抗酸化能を測定するためにABTSが使用されています。
• 基質としてTMBおよびOPDよりも酸化されにくいため、ABTSはELISAでは比較的低い感度を示します。したがって、バックグラウンド値が大きい場合には、ABTSはTMBおよびOPDに比べてある意味で有利です。
• ABTSはELISA（マイクロウェル）法に適していますが、メンブレンを用いた用途にはお勧めしません。

2,2'-アジノ-ビス(3-エチルベンズチアゾリン-6-スルホン酸)はペルオキシダーゼの基質で、ELISA法に適しています。この基質は緑色の可溶性最終生成物を生じ、405 nmで分光光度的に定量可能です。反応は、1%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)で停止することができます。ELISA(マイクロウェル)法に適しますが、メンブレンを使用するアプリケーションには適しません。

再構成

1タブレットを100mLの0.05 Mリン酸-クエン酸バッファー、pH 5.0(製品番号P4809でタブレットとして販売)に溶解します。新しい30%過酸化水素溶液25 μLを加えてください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves