L2630

リポポリサッカリド from Escherichia coli O111:B4

purified by phenol extraction

• Synonym(s): LPS
• EC Number: 297-473-0
• MDL番号: MFCD00164401
• NACRES: NA.25

Properties

• 由来生物: Escherichia coli (O111:B4)
• 品質水準: 300
• 形状: lyophilized powder
• 精製方法: phenol extraction
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C

Description

詳細

リポ多糖（LPS）は、グラム陰性菌の細胞壁に特徴的な成分です。典型的なLPS分子は、脂質A（グルコサミンベースのリン脂質）を持ち、比較的短いコアオリゴ糖と末端の多糖（O-抗原）を持っています。LPSは、外膜のインテグリティに寄与し、細胞を胆汁酸塩や親油性抗生物質の作用から保護します。TLR2およびTLR4（トール様受容体）を介して宿主細胞を刺激します。この刺激は、TNFα（腫瘍壊死因子）、IL-1（インターロイキン1）、およびIL-6などの様々な炎症誘発性サイトカインの産生を引き起こします。
本製品は、Escherichia coliセロタイプO111:B4からフェノール抽出されました。元となる株は、個人所有です。このLPSセロタイプは、B細胞の刺激や、ヒト肝細胞におけるNOS（一酸化窒素合成酵素）の誘導に使用されています。

アプリケーション

Escherichia coli O111:B4由来のリポ多糖（LPS）は、マクロファージの刺激に使用されています。マウスにおけるLPS前処置に使用されています。

リポ多糖（LPS）は、グラム陰性菌の細胞壁に特徴的な成分です。LPSとその成分である脂質Aは、一般的な病原体関連分子パターン（PAMP）を認識するトール様受容体タンパク質ファミリーの1つである、トール様受容体4（TLR4）による先天的な免疫システムの細胞を刺激します。

生物化学的／生理学的作用

Lipopolysaccharides (LPS) serve as a part of the outer membrane, this makes the outer membrane permeable to hydrophobic molecules such as antimicrobial substances that make Gram-negative bacteria innately resistant. LPS functions in bacteria-host interactions that regulate the host system responses.

調製ノート

本製品は、水（5 mg/mL）または細胞培養培地（1 mg/mL）に可溶であり、非透明で薄黄色の溶液を与えます。より高濃度（20 mg/mL）の溶液は、生理食塩水に溶解し、ボルテックスおよび70～80^oCに加温することで作成できます（透明にはなりません）。リポ多糖は、あらゆる溶媒中でミセルを形成する分子です。濁った溶液が、水やリン酸緩衝食塩水の溶液で得られます。有機溶媒でも、より透明な溶液は与えません。メタノールは、浮遊物のある濁った懸濁液を与え、一方、水は均一な濁った溶液を与えます。

Safety Information

• ピクトグラム: GHS06
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300
• 注意書き: P264 - P270 - P301 + P310 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 2 Oral
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible, acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)