S5261

亜セレン酸ナトリウム

BioReagent, suitable for cell culture, ≥98%

• 別名: Selenious acid, Sodium salt
• 化学式: Na₂SeO₃
• CAS Number: 10102-18-8
• 分子量: 172.94
• EC Number: 233-267-9
• MDL番号: MFCD00003489
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24899643
• NACRES: NA.75

特性

• 由来生物: synthetic (inorganic)
• 製品種目: BioReagent
• アッセイ: ≥98%
• フォーム: powder
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• mp: >350 °C (lit.)
• 溶解性: water: 50 mg/mL, clear to slightly hazy, colorless to faintly yellow
• SMILES記法: [Na+].[Na+].[O-][Se]([O-])=O
• InChI: 1S/2Na.H2O3Se/c;;1-4(2)3/h;;(H2,1,2,3)/q2*+1;/p-2
• InChI Key: BVTBRVFYZUCAKH-UHFFFAOYSA-L

詳細

アプリケーション

亜セレン酸ナトリウムは生物研究でのセレニウム源として一般に使用されます。ここで、セレンは通常は血清から供給される必須微量元素です。セレンはグルタチオン・ペルオキシダーゼやチオレドキシン・レダクターゼなどのセレンタンパク質に存在します。セレンタンパク質は、システインのセレニウム類縁体であるセレノシステインとして含まれます。特に、グルタチオン・ペルオキシダーゼはin vivoで過酸化物のスカベンジャーとして解毒する役割を担っています。亜セレン酸ナトリウムは細胞増殖研究とがん研究に使用されています。cDNAマイクロアレイによる分析時にHepG2細胞での遺伝子発現を変化させるのに使用されています。亜セレン酸ナトリウムは亜鉛フィンガー・タンパク質／DNA相互作用を阻害できます。亜セレン酸ナトリウムはミトコンドリア膜電位を変化させることが示されているため、アポトーシスに寄与する可能性があります。

本製品は、細胞培養用途で使用するのに適した試験済み細胞培地(0.005 mg/L)です。[1][2]

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS09
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H300 + H330,H315,H317,H319,H411
• 注意書き: P260 - P273 - P280 - P302 + P352 - P304 + P340 + P310 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 2 Inhalation - Acute Tox. 2 Oral - Aquatic Chronic 2 - Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - Skin Sens. 1
• 補足的ハザード: EUH031
• 保管分類コード: 6.1A - Combustible acute toxic Cat. 1 and 2 / very toxic hazardous materials
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Faceshields, Gloves, type P3 (EN 143) respirator cartridges