ビオチン化タンパク質、ビオチン化抗体は基礎・創薬研究で広く使用されています。ビオチン化タンパク質および抗体を結合、単離、精製するための、さまざまなアフィニティークロマトグラフィー用レジン、プレパックカラムおよびプレートを取り揃えています。
アガロースビーズおよびアフィニティーゲルは、アガロースビーズに架橋したストレプトアビジンまたはアビジンによるビオチン化タンパク質、ビオチン化抗体の精製を可能にします。アビジンおよびストレプトアビジンは、いずれも高い親和性でビオチンと結合しますが、アビジンは高い非特異的結合を示します。修飾アビジンを使用するExtravidin®-アガロースは、ビオチンに対する非常に高い親和性と特異性を有しています。小~大規模の精製に有効なこれらのレジンは、自然落下カラムによる精製およびバッチ加工での低速遠心分離や低圧クロマトグラフィー法に適しています。EZview™アフィニティーゲルは赤色染料を含んでいるため、ペレットと上清を簡単に識別でき、バッチ精製中のタンパク質の損失を抑えることができます。
PureProteome™ストレプトアビジン磁気ビーズを使えば、血清、血漿、または培養細胞上清のサンプルなどの複雑な混合物から免疫グロブリンを迅速に、再現性高く精製できます。磁気ラックまたはプラットフォームを用いて洗液と溶出液分画からビーズを分離し、ビオチン化タンパク質とビオチン化抗体を精製します。この処理は、シングルマイクロチューブでのロースループットまたは自動/非自動の96ウェルプレートでのハイスループットの精製に適しています。ストレプトアビジン磁性粒子も、ビオチン化タンパク質およびビオチン化抗体の精製に使用できます。
SigmaScreen™ストレプトアビジンコーティング大容量プレートは、独自のコーティング技術を利用することにより、標準のストレプトアビジンまたはExtraAvidinコーティングプレートよりもはるかに優れたビオチン結合能をもたらします。300 pmol/ウェル(96ウェルフォーマット)超または150 pmol/ウェル(384ウェルフォーマット)超の結合能を有するこれらのプレートを用いることにより、捕捉タンパク質を溶離し、MALDI、ICATまたはSDS-PAGEなどさまざまな手法による捕捉後分析を行うことができます。SigmaScreen™ストレプトアビジンコーティング大容量プレートは、私たちのGMP適合施設でISO 9002に準拠して製造されており、ウェル間およびプレート間の高い一貫性を実現しています。
ビオチン化タンパク質、抗体の信頼性、分離能に優れた小~大規模精製のために、さまざまなCytiva™ Amershamクロマトグラフィーカラムおよび担体レジンを取り揃えています。
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