抗体薬物複合体(ADC)は、がん標的治療の新時代を切り拓きました。15年以上にわたる受託開発・製造の経験のあるMillipore® CTDMOサービスでは、高薬理活性化合物の取り扱いに特化した施設でのドラッグリンカーとモノクローナル抗体(mAb)との結合における最先端の専門知識をご提供しています。
ADC技術では、mAbやその他のバイオ製剤を用いて高薬理活性原薬(HPAPI)を標的細胞に送達させます。HPAPIは、複合体の形でより高い選択的治療活性を発揮し、毒性作用の多くが標的以外の細胞におよぶのを防いで、安全性プロファイルを向上します。お客様はこの複雑な技術を迅速に採用することで、腫瘍学やそれ以外の分野で、正確に標的を狙える安全な新製品の開発に応用できます。
今日、新規バイオコンジュゲートは、広範囲な用途および適応症に役立つ多様なペイロード(オリゴヌクレオチド、放射性核種、標的低分子および分解剤など)および抗体フォーマット(二重特異性分子、フラグメントなど)も特徴としています。
専門家に相談するMillipore® CTDMOサービスでは、新規抗体フォーマット、可溶化剤、リンカー、細胞傷害性・非伝統的ペイロードクラスなど、さまざまな化合物で幅広いバイオコンジュゲーションを実現いたします。
Millipore® CTDMOサービスでは、以下をご提供しています:
メルクのバイオコンジュゲーションに関する幅広い知識により、開発段階のADCコンストラクトライブラリを抗体やリンカーと前臨床リード候補の選択で選ばれたペイロードを使って迅速に作製することで、臨床開発への道が短縮されます。
メルクのADC製造施設は、HPAPI、抗体、リンカーの取り扱い、およびアイソレーターと専用操作機器を備えたGMP準拠設備で複雑なコンジュゲーションプロセスを実施することを目的として造られました。私たちの革新的なプロセステンプレートには、プロセスコントロールのためのシングルユース技術と高度なPATが含まれます。
メルクの処理能力と機能は、ADCとバイオコンジュゲートの臨床用・商用製造をサポートします。Millipore® CTDMOサービスには、INDとBLAの申請のための規制関連サービスが含まれており、メルクは、アップストリームmAb、カスタムリンカーペイロード、HPAPI、溶解性改善剤(ChetoSensar™ およびPEG)の統合GMPサプライチェーンネットワークの一部です。
ChetoSensar™ は、疎水性ADCの溶解性を向上させるためのメルクの新技術です。
長年にわたるPEG合成の専門知識を持つメルクの技術チームは、お客様の独自なニーズに合わせてアプローチをカスタマイズします。単分散から多分散へ、直鎖型から分岐型へ、あるいはさまざまな機能化に対応しています。
一般的なペイロードを迅速かつ低リスクで合成するために高度前駆体を開発しました。
メルクは、グローバルネットワークにより分子バリューチェーンの全段階にわたってCTDMOサービスを提供する、唯一の組織です。
25年を超えるGMP経験を有する、mAb製造のためのバイオ医薬品開発・製造施設。パイロット製造プラントやGMP製造プラントの機能を有しています。
バイオセーフティー試験サービスおよび製造サービスは、前臨床開発段階から商用生産まで製品サイクル全体に及びます。
メルクのADC・バイオコンジュゲーション中核的研究拠点は、前臨床開発から商用製造までのADC・バイオコンジュゲーション開発能力を発揮します。
小規模ガラス製リアクターからGMP管理下の大規模臨床バッチまでADCプロセスをスケールアップする場合について見ていきます。
本ホワイトペーパーでは、ADC開発の複雑さを取り上げ、従来のアプローチを用いる場合とペイロードコア化合物から始める場合を比較します。
ADCの商用製造サービスの確立で中心となった重要な要素の詳細をご覧ください。
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