ターゲット遺伝子を特別なベクターに組み込み、これを動物に免疫する方法で作製します。これまで作製が困難であったターゲットに対する抗体や、高度なアプリケーションに対応できる抗体を手に入れることができます。
オリジナルの免疫用ベクターを開発しました。この免疫用ベクターに、ターゲットタンパク質の全長cDNAを組み込み、電気穿孔法によりマウスおよびラットに免疫します。免疫した動物の体内でこのベクターの機能により、ターゲットタンパク質と免疫活性化因子を共発現させ、抗体作製を誘発します。またこの免疫法により、免疫用に抗原の大量調製をする必要がないため、調製困難なターゲットであっても免疫を実施することが可能です。
腸骨リンパ節から得られるリンパ球産生抗体は多彩なエピトープのバリエーションを得ることができます。また、脾臓法と比較して圧倒的に陽性率が高いため、この方法により高力価、高親和性および高特異性の抗体を得る確率を向上させることができます。
DNA免疫法と腸骨リンパ節法を組み合わせたことにより、これまで作製が極めて難しいとされてきた膜タンパク質に対する抗体を高効率で作製することができるようになりました。複数回膜貫通タンパク質、一回膜貫通タンパク質、細胞外提示細胞内タンパク質などをターゲットにされている方に朗報です。また、ウイルス由来タンパク質など、リコンビナントタンパク質の調製が難しいターゲットに対してもこの方法はおすすめです。
生細胞のフローサイトメトリー解析、Cell ELISA、免疫細胞染色、機能阻害など高度なアプリケーションで使用可能な抗体が得られます。
ターゲットタンパク質とGFPを共発現させた細胞を使ったフローサイトによるスクリーニングの後、陽性クローンの培養上清をお客様にご提供し、お客様のアプリケーションで実際に抗体がワークするかどうかをご評価いただきます。
また、全工程を6つのSTEPに分け、各STEPごとに次のSTEPに進めるか否かをお客様にご判断いただきます。ご請求については各STEPの作業終了ごとにさせていただきます。
納品物
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技術者によるヒアリングの結果、上記とは異なる工程をご提案させていただく場合もあります。
各STEP終了後に次STEPに進めるかご判断いただきます。各STEP終了後、作業料をご請求します。STEP 5後の最終評価段階でご満足いただける抗体を取得できた場合にSTEP 6に進み、クローンを納品します。
STEP 4では最大3ウェルまで、STEP 5では最大3クローンまで追加料金なしで選択可能です。
お客様でのワークテストは4週間を目安にご評価・ご決定をお願いします。
お問い合わせいただいた情報をもとに、専任の抗体技術専門家が、お客様とご希望の抗体を作製するための技術的な打ち合わせをさせていただきます。
お客様の抗体を作製するための作業工程表を作成し料金と共にご案内いたしますので、ご納得いただいた後にご注文いただけます。また作業中は技術担当者による完全サポート体制をとり、作業進捗の報告や追加作業のご希望などのご要望もお伺いいたします。
※ご注文にはアカウント登録が必要です。登録はこちら。
テクニカルサービス担当にて作製をご希望される抗体の情報やご要望をお伺いします。
技術者とお客様のところにお伺いし、作業工程やゴールの設定などについて詳細な打ち合わせをします。
お打ち合わせの内容から工程表と見積りをご案内し、ご納得いただいたところでご依頼いただきます。
STEP 1~STEP 6
(プラスミドの構築、DNA免疫、腸骨リンパ節リンパ球および脾細胞単離、ハイブリドーマ作製、スクリーニング)
ハイブリドーマ
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