コンテンツへスキップ
Merck
ホーム体外診断薬(IVD)製造IVD化学発光(酵素)免疫測定法(CLIA/CLEIA)開発のための完全なソリューション

IVD化学発光(酵素)免疫測定法(CLIA/CLEIA)開発のための完全なソリューション

構想段階から臨床までお客様の一貫したパートナー

CLIAやCLEIAアッセイが、高感度かつハイスループットなターゲット検出を可能にします

鮮やかな紫色の背景に多数の緑色と白色のドットが横に一列に並んでいて、ハイスループット標的検出を表現する黄色と緑色の太い輪郭で囲まれているカラフルな長方形のデザイン

化学発光免疫測定法(CLIA)では、化学発光の感度と免疫反応の特異性というそれぞれの長所が組み合わされています。この技術では、酵素が基質を変換し、可視域または可視域に近い光子が放出されます。放出される光の量は、サンプル中に存在する標的アナライトの量と相関しています。 

CLIAは、従来の比色 ELISA 法に代わる高感度でハイスループットな方法です。基本的な原理は共通ですが、CLIAでは発色基質の代わりに化学発光基質を使用します。

一般に、化学発光基質には以下のような長所があります。

  • 早い反応時間
  • 高いシグナル対ノイズ比(SN比)
  • 発光シグナルの持続性
  • アッセイ中は室温で安定
  • すべてのマイクロプレート*のフォーマットとサイズに適合し、自動化やハイスループットスクリーニングにも適した発光

*マイクロプレートの選び方:信頼性の高いCLIAを構築するには、発光に適したマイクロプレートを選択することが欠かせません。  通常、プレートは不透明な白で、バックグラウンドとクロストークを避けるために、無地の白または底が透明なウェルのものを用います。

最終的には、免疫反応による化学発光で放出された光の強度を測定することで標的アナライトを定量します。発光は、ルミノメーターを用いて相対的発光量(RLU)を単位として測定されます。通常、RLUはサンプル中に存在する標的アナライトの量に比例します。

ここで重要なのは、CLIA アッセイは、シグナルの増幅により、最も感度の高い検出方法の 1 つであるという点です。CLIAでは、わずかな濃度の生体分子も検出できます(検出限界はゼプトモル[10-21 mol]のオーダー)。エンハンサーの存在下では、光の出力量を低下させることなく化学発光反応をさらに長時間持続させることができます。 基質は検出のほんの数分前に加えればよく、従来の比色法のELISAのような長時間のインキュベーションや停止試薬も不要です。

化学発光免疫測定法の主な種類:

  • 酵素マーカーを用いたCLIA間接法
    本手法は一般的なCLIAの手法であり、通常は、二次抗体と結合したホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)またはアルカリホスファターゼ(AP)が必要となります。   このHRPまたはAPと二次抗体の複合体は、化学発光性基質である ルミノール または CSPD試薬 (リン酸二ナトリウム3-(4-メトキシスピロ{1,2-ジオキセタン-3,2’-(5’-クロロ)トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン}-4-イル)フェニル)をそれぞれ変換します。これらの基質は酸化されると、長時間にわたってシグナル発光を続けるので、シグナルの検出および定量化の容易な手段となります。

    過酸化水素によって ルミノール を酸化すると、波長425 nmの光が放出されます。 エンハンサー (フェリシアン化カリウム[赤血塩]、 過ヨウ素酸カリウムなど)を添加すると、電子の活性化がさらに促進され、分析感度が高まります。

  • 発光分子マーカーを用いたCLIA直接法
    本手法では多くの場合、 アクリジニウムエステル を発光分子としてモノクローナル一次抗体と直接複合体が形成し、シグナルを発生させます。アクリジニウムエステルは、アルカリ性過酸化水素の存在下で自発的に酸化する特異性の高い標識であり、より長く持続する信号を生成するルミノールと異なり、2秒の間に429 nmの信号を発します。

CLIAとELISAの直接法および間接法に関する詳細なプロトコルをご覧ください。 

ELISA直接法とELISA間接法を比較している図。各方法に関連する異なるステップとコンポーネントが描かれている。

CLIA/CLEIAアッセイ用の製品

酵素、発光分子、 基質 およびエンハンサー ―ご希望の検出法を可能に

  • ホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)
    - HRP酵素
    - HRP基質: ルミノール、 化学発光アッセイに最適化した基質 、安定化した過酸化水素を添加した化学発光基質、
      Luminata ELISA HRP基質 、その他の化学発光および
     ELISA向けの基質
    - ルミノール用エンハンサー および シグナル増強キット
    - 技術情報
  • アルカリホスファターゼ(AP)
    - AP酵素
    AP基質およびエンハンサー
    - 技術情報
  • 化学発光アッセイのためのHRPやAPと複合体を形成できるその他の試薬: ストレプトアビジン試薬、ストレプトアビジン試薬、ExtrAvidin® 試薬、 アビジン試薬、 アビジン‐ビオチン複合体試薬
  • アクリジニウムエステル:これらの発光団は、一時的で数秒以内に最大強度に達する「フラッシュ」反応を処理するように装備された発光検出器と組み合わせることによってのみ使用できます

抗体ポートフォリオおよびカスタムサービス   ―お客様が必要としている抗体やカスタムサービス。メルクの幅広い品揃えをご活用ください

  • 幅広い疾患を標的とする90,000種類以上の抗体 
  • 一般的な生物種や抗体サブタイプに特異的な、幅広い標識物のオプションがある二次抗体(ペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼあるいはビオチンで標識された抗体など)    
    - 二次抗体の選択のための情報
  • Anti-Human IgMをはじめとする、すべてのヒト免疫グロブリンサブタイプに対するモノクローナル抗体を自社製造
  • カスタム抗体およびタンパク質の生産および標識サービス

抗体・タンパク質の生産のための試薬 ―お客様が必要としているアッセイ構成要素の製造をサポート

  • 免疫アジュバント ―キャリアタンパク質であるキーホールリンペットヘモシアニン(KLH)およびウシ血清アルブミン(BSA)、フロイントアジュバント 
  • ルーチン細胞培養 ―培地、血清、サプリメント、添加物、抗生剤
  • ハイブリドーマ補助試薬 ― Hybri-Max特殊培地、サプリメント、試薬
  • 精製のための樹脂および試薬
    - プロテインA、プロテインG、プロテインL樹脂
    - サイズ排除およびイオン交換樹脂
    - 硫酸アンモニウム
    アフィニティークロマトグラフィー用の臭化シアン活性化アガロース

ブロッキング試薬 ―アッセイのパフォーマンスに必要な高品質な試薬を用意

Estapor® 磁気マイクロ粒子・ポリマーマイクロ粒子 ―一貫性があって感度が高く、柔軟性のある、アッセイ強化のための幅広い選択肢をご用意しました。アッセイ自動化と精製の可能性を見出してください。

既製の化学発光キット ―お客様のニーズに合わせてカスタマイズ可能

補助試薬のワンストップショップ― 商用化を加速する簡便性と利便性

  • 全種類の生物学的バッファーを自社製造  
    - Tris、 重炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、クエン酸塩
    - IVDメーカー向けELITEバッファー
  •  SDS、 TWEEN®、 デオキシコール酸ナトリウム、 CHAPS、 PVA、 PEG、 PVPなどの洗浄剤や界面活性剤
  • プロテアーゼ阻害剤 ― カクテルおよび各成分 
  • ホスファターゼ阻害剤― カクテルおよび各成分
  • タンパク質およびペプチド
  • 酸、塩基、塩   
  • 保存剤 ― アジ化ナトリウム、 IVD殺生物剤ProClin
  • 水および  Milli-Q® ブランドの超純水製造装置
  •  Nuncマイクロプレートおよびシーリングフィルム、 Corning®マイクロプレート、細胞培養用プラスチック容器 

ELISAキットの包括的なリストと、お客様のCLIAのニーズに合わせたカスタム可能なELISAキットを標的物質や遺伝子の名称から検索するためにカタログをダウンロードしてください。 

IVDマーケットを理解しているパートナーとともにCLIAやCLEIAの開発および製造を簡素化しませんか。

IVD開発および製造プロセスのすべての段階で求められる、品質、一貫性、ドキュメンテーションを備えたメルク製品により、マーケット投入までの期間を短縮させることが可能です。

イムノアッセイ開発における確かな専門知識

細部にわたる製品開発と製造の経験、さらにはIVD業界とのパートナーシップを土台としているイムノアッセイ開発に関するメルクの知見をご活用ください。

構想段階から臨床まで、メルクと連携することの価値を発見してください

原材料調達のために開発の初期段階から私たちと連携していただければ、研究開発から商用化までの円滑かつ効率的な移行をお手伝いします。

私たちが提供するサービスは以下の通りです。

  • 製品選択の支援
  • リスク緩和のサポート
  • 品質およびサプライチェーンに関する明確なガイドライン
  • 信頼性と透明性のあるグローバルなサプライチェーン
  • プロアクティブな予測
  • 卓越したドキュメンテーション
  • 規制についての知見

初期段階からのサプライヤーの関与が及ぼす効果

サプライヤーエンゲージメントの影響および開発時間・投資に合わせて並べられている観念化から商用化までの製品開発の段階を描いているカラフルなインフォグラフィック。

PCRアッセイ開発者およびメーカー向けのバルクおよびカスタム原材料製造/受託(OEM)製造

白い背景で、一番小さいものから一番大きいものへの順序で並べられているさまざまなサイズの透明ガラス製ボトル6本の集まり。

メルクは、カスタム DNAおよびRNAオリゴ と qPCRプローブのデザインや注文に対応しているだけでなく、長年の経験に基づいて、体外診断薬メーカー向けの幅広いカスタム製造サービスと受託製造サービスも提供しています。

初期の構想から、スケールアップ、最終的な製造に至るまでの一貫したパートナーとしてメルクをお選びください。最適なスケールと適切なタイミングで高品質の製品を確実にご提供して、迅速な商品化をサポートします。

お客様の製造ニーズにトータルに対応する柔軟性

  • バルク構成試薬
  • カスタムパッケージングとラベリング
  • カスタム試薬調製
  • カスタムQCおよびアッセイサポート
ログインして続行

続きを確認するには、ログインするか、新規登録が必要です。

アカウントをお持ちではありませんか?