有機合成化学

可視光駆動ポリマーおよび低分子合成のための有機光レドックス触媒

はじめに

光レドックス触媒反応は、光照射を伴う温和な反応条件下にもかかわらず難しい共有結合を形成する強力な合成手法として、近年注目されています。フェノキサジン(901111)やジヒドロフェナジン(901112)有機光レドックス触媒は、適切な光物性や電気化学的性質を有するように計算科学的に設計され、開発されました。これらの化合物が有する具体的な特性は、可視光の吸収、高いモル吸光係数、酸化還元可逆性、電化移動励起状態、長い三重項励起状態の保持、高い三重項量子収率などが挙げられます。 フェノキサジンおよびジヒドロフェナジン誘導体は、精密重合や低分子合成用の、光レドックス触媒による原子移動ラジカル重合(ATRP)にて用いられています。例えば、トリフルオロメチル化や光触媒/ニッケル触媒の二重触媒によるC-NまたはC-Sクロスカップリング反応などです。シグマアルドリッチでは、Garret Miyake教授の研究グループの協力を得て、フェノキサジンおよびジヒドロフェナジン有機光レドックス触媒の販売をしております。

利点

  • 貴金属錯体に比べ、費用効果が高い持続可能な代替物
  • 励起状態を大幅に低くする
  • 光レドックス触媒において重要な特性を示す(可視光吸収、高いモル吸光係数、酸化還元可逆性、電化移動励起状態、長い三重項励起状態、高い三重項量子収率)

アプリケーション

Materials