第76回日本癌学会学術総会ランチョンセミナー開催レポート

 

第76回日本癌学会学術総会の1日目(9/28)に、広島大学 仲 一仁 先生に、“Duolink® PLA技術を用いたCML幹細胞のシグナル伝達研究と前臨床試験への応用”のタイトルでご講演いただきました。

 

第76回日本癌学会学術総会ランチョンセミナー開催の様子

 

 

演題:「Duolink® PLA技術を用いたCML幹細胞のシグナル伝達研究と前臨床試験への応用」
演者: 広島大学 原爆放射線医科学研究所 幹細胞機能学研究分野 准教授 仲 一仁 先生

慢性骨髄性白血病(CML)は、抗がん剤抵抗性のCML幹細胞が存在するため、現在の抗がん剤治療では根治できない再発性のがんとして知られています。仲先生は、CML マウスモデルとDuolink PLA法を用いて、骨髄内にわずかしか存在しないCML幹細胞の維持に寄与するリン酸化シグナルの検出に成功されました。また、CML 幹細胞におけるタンパク質-タンパク質間相互作用の解析を端緒として、CML 幹細胞の自己複製能を制御する新しい栄養・代謝シグナルを発見されました。さらに、この栄養・代謝シグナルの抑制を通じてCML幹細胞を枯渇させ、CML再発を軽減する新しい治療法を提唱され、CMLマウスモデルで再発改善効果を示されました。

本セミナーでは、Duolink PLA法を用いた高感度シグナル検出技術がどのように仲先生のご研究に力を発揮しているかについて、研究成果を例示しながらご紹介いただきました。

本セミナーには100名近くの研究者にご参集いただきました。
大変熱心にメモを取りながら聴講される参加者も多く、ご講演後はDuolink PLA法そのもの、ご研究テーマの白血病治療、双方に対して具体的な質問が寄せられました。
参加された皆様に記載いただいたアンケートからも、仲先生のご発表内容は、白血病研究の観点から意義深いだけでなく、Duolink PLA法をご存知ない、あるいは技術導入を検討される研究者の方々にとっては、分子機能解析上の手法転換の機会になりうる内容だと感じました。

弊社ランチョンセミナーにご参加いただきました皆様には御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

本ランチョンセミナーの内容に関連のある弊社製品は、下記よりご覧いただけます。

・Duolink PLA