細胞アプリケーション

概要と分散酵素一覧

分散酵素の概要

組織分散と細胞単離は、タンパク質分解酵素を使用した細胞生物学的アプリケーションの一つです。 細胞外基質の分解と細胞の確実な単離は、プライマリ/セカンダリ・カルチャーの区別に関わりなく必須の要素です。

 

細胞懸濁液を調製するための一般的な手段

  • メカニカルな分散~ストレーナーやスクレーパーを使用する 方法
  • ケミカルな分散~二価陽イオンの消失状態を利用する方法
  • エンザイマティカルな分散~コラゲナーゼ、トリプシンなどの消化酵素を単独で、あるいは数種類組み合わせて使用する方法

 

多くの組織分散においては、上記の3手法のうち複数を組み合わせて使用します。手法の実際の微調整は、組織の状態や、単離後の細胞の用途など個別の要件に合わせて調製が必要となります。(Reference: MM Bashor, 1979; JW Pollard and JM Walker, 1984; RI Freshney, 1994; C Ricordi, 1995; MWC Hatton et al., 1983).

ロシュ社 組織分散酵素一覧

Product 酵素純度 中性プロテアーゼ
(Thermolysin)
中性プロテアーゼ
(Dispase)
哺乳類由来組織不使用 酵素分解の強度
Liberase DL Research Grade pure - - +
Liberase TL Research Grade pure - ++
Liberase DH Research Grade pure - - +++
Liberase TM Research Grade pure - ++++
Liberase TH Research Grade pure - +++++
Collagenase A crude - - - +
Collagenase B crude - - - +
Collagenase D crude - - - +
Collagenase H crude - - - +
Collagenase P crude - - - +
Dispase I pure - - 濃度による
Dispase II crude - - 濃度による
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