DIGシステム・核酸の標識と検出

DIGシステムの特長

狙った核酸を確実にラベル & ディテクト

ロシュ社のDIGシステム

ロシュ・ダイアグノスティックスは、Non-RIテクノロジーを最初に提供した会社の一つです。多くのメーカーから様々な製品が提供され、また定量的PCRテクノロジーが発展した中においても、DIGシステムは、フィルター及びin situ ハイブリダイゼーションにおいて、いまも最初に選択される技術です。

RIとDIGシステムの比較

RIによる標識と検出に比べ、DIGシステムは様々な利点を持っています。

  • 高感度(RIよりも感度が高い)
  • 短い露光時間(数時間や数日ではなく数分間)
  • 安全(危険な物質、環境汚染物質への接触が無い)
  • プローブは再使用が可能で少なくとも1年は安定
  • 十分に確立されたプロトコール(多年にわたる経験)
  • サザンブロットでの、容易なストリッピングとリプロービング(DNAプローブのためのアルカリ不安定性DIGリンカー)
  • ノーザンブロッティングでの簡便なストリッピング

DIGシステムの使用例

DIGシステムはDNAやRNA、オリゴヌクレオチドをDIGで安全で効率的に標識することができ、標識したプローブはすべてのハイブリダイゼーション反応に使⽤できます。

  • サザンブロッティング、ドットブロッティング
  • ノーザンブロッティング
  • アレイ
  • コロニーハイブリダイゼーション
  • in situ ハイブリダイゼーション
  • ELISA

学術誌に公開されるレベルのデータでは、優れた特異性と高いS/N比が同時に要求されます。 DIGシステムならば、非特異シグナルや高いバックグラウンドに悩むことはありません。

DIGシステムは核酸ラべリングにおいて比肩するもののない実績を有しています。検出方法は発色や発光、蛍光の3方式から選択でき、RIに比べて短い露光時間で高感度のシグナルを得られます。

  • 特異性 : DIG抗体は他の基質と結合することがありません。
  • 多用途 : フィルタハイブリダイゼーションとISHの両者に対応しています。
  • 実証済 : RI実験よりも優れていることを示す数多くの論文が発表されています。

優れた特異性と検出感度によって、DIGシステムは、フィルタ法またはISH法を用いる世界中の研究者に重用されてきました。 核酸検出DIGラベリング法は、植物のジギタリス (和名キツネノテブクロ, 学名Digitalis purpureaまたはDigitalis lanata)から抽出されたステロイドを基にしています。 自然界には、ジギタリスの花と葉以外のDigoxigenin (ジゴキシゲニン)の原料は存在しないため、Anti-DIG抗体は他の生体物質と交叉しません。

DIGシステムは確立されたプロトコールによって、高感度かつ高特異性のNon-RI標識・検出アッセイを構築できます。

ハイブリダイズされたDIGラベル プローブは、高親和性の抗Digoxigenin(Anti-DIG)抗体によって検出されます。 Anti-DIG抗体はアルカリ ホスファターゼ(AP)、ペルオキシダーゼ(POD)あるいはFluoresceinやRhodamineなどで標識された試薬が用意されています。
最新の製品情報に関しては以下の製品カタログ(英文)をご参照ください。

> The DIG System
> DIG System for In Situ Hybridization
> DIG System for Filter Hybridization

日本語版マニュアルはこちらです。

> フィルターハイブリダイゼーション用マニュアル
> In situ ハイブリダイゼーション用マニュアル
> In situ ハイブリダイゼーション FAQ
> DIG説明書集

詳しい技術情報に関しては以下のDIGマニュアルをご参照ください。

DIG Application Manual for Filter Hybridization
> 日本語版
> 英語版

DIG Application Manual for Nonradioactive In Situ Hybridization
> 日本語版
> 英語版

DIGを使いこなすためのヒントについてはTechnical Tips(英文)をご参照ください。

> DIG System Sensitivity and Specificity
> RNA Labeling using In Vitro Transcription