Luminex®マルチプレックスプラットフォームの比較:研究に最適なマルチプレックスプラットフォームを選択
Luminex®xMAP®テクノロジーは、最先端の流体工学、光学、およびデジタルシグナル処理と独自のマイクロビーズ技術を組み合わせて、ハイスループットのマルチプレックスアッセイを実現します。Luminex®のパートナーとして、私たちはLuminex®マルチプレックスシステムのすべてのラインナップ(Luminex®200™、FLEXMAP 3D™、およびxMAP INTELLIFLEX®プラットフォーム)を販売しており、すべてのマルチプレックス測定に対応します。xMAP®テクノロジーの詳細と、Luminex®マルチプレックスプラットフォームの比較は、以下をご確認ください。
図1.Luminex®マルチプレックステクノロジーは、xMAP®ビーズのイムノアッセイからなり、2種類のシステム(フローサイトメトリーベースのシステムとLEDベースのシステム)を用いて解析できる。LEDを用いた検出は、MAGPIX®システム(販売終了)などのコンパクトなマルチプレックスシステムで採用されている。
xMAP®テクノロジー
xMAP®テクノロジーでは、標識ビーズを用いて同一のサンプルから複数のアナライトを検出します。Luminex®システムとMILLIPLEX®アッセイを組み合わせることにより、再現性および信頼性の高い結果を迅速に得ることができます。これらの結果はBelysa®ソフトウェアで解析できます。
他のイムノアッセイ法と比較したxMAP®テクノロジーの長所
従来のイムノアッセイ法に対して、xMAP®テクノロジーの長所は以下のとおりです。
- 高速/ハイスループット:1つのサンプル中の多数の異なるアナライトの濃度を同時に測定することで、より速く、包括的なデータを取得できる。
- 正確性:xMAP®テクノロジーにより、抗原抗体反応および核酸相互作用をリアルタイムで正確に定量できる。
- 再現性:xMAP®マイクロビーズは、同一ロットで大量に製造されるため、固相フラットアレイでは難しいアッセイの標準化が可能。
- 少ないサンプル量:最小限の作業時間、わずか25 μLのサンプルで、サンプル中の40種類以上のアナライトを解析可能。
- 磁気ビーズ:マグネットに素早く効率的に反応するため、ハイスループットのオプションも含め、洗浄の効率とスピードが向上。
xMAP®テクノロジーの機能
Luminex®システムは、4つの核となるテクノロジーで構成されています。
1. xMAP®マイクロビーズ
- xMAP®マイクロビーズは、80種類の蛍光染色された6.45 μmの磁気ビーズで、蛍光の識別子およびアッセイ構築のための固相面としての機能を持ちます。
- 従来のアガロースマイクロビーズは、500種類の蛍光染色された5.6 μmのポリスチレンビーズで、蛍光の識別子およびアッセイ構築のための固相面としての機能を持ちます。
2.ビーズベースのイムノアッセイ
- MILLIPLEX®マルチプレックスアッセイは、アナライト特異的なキャプチャ抗体が結合したxMAP®ビーズで構成されます。代謝性疾患、免疫学、神経変性疾患、毒性やがんなどに関するターゲットアナライトを最小限のサンプル量で、マルチプレックスで解析することが可能です。MILLIPLEX®アッセイは、感度、特異性、再現性およびダイナミックレンジに関して、解析・検証されています。
詳細については「MILLIPLEX®マルチプレックスアッセイとは?」をご覧ください。
3.Luminex®検出プラットフォーム
- xMAP INTELLIFLEX®、Luminex®200™、FLEXMAP 3D™システム:レーザー、光学系、流体工学、高速デジタルシグナル処理など、xMAP®の主要な検出コンポーネントを統合した、フローサイトメトリーベースのシステム
4.ソフトウェア
- データ取得用のxPONENT™ソフトウェアパッケージ
- 高度なデータ解析用のBelysa®ソフトウェアパッケージ
MAGPIX®システムの販売は終了していますが、Drive Fluid PLUS、キャリブレーションキット、パフォーマンスベリフィケーションキットなどのこのシステムの関連製品は販売しています。
研究目的での使用に限定されます。診断目的には使用できません。
xMAP INTELLIFLEX®システム
xMAP INTELLIFLEX®システムは、Luminex®システムの新製品です。フローサイトメトリーベースのコンパクトなマルチプレックスプラットフォームで、ワークフローを最適化します。xMAP®テクノロジーの確立された性能と最先端の機能を組み合わせることで、アッセイ性能が向上します。このシステムには、xMAP INTELLIFLEX®モデルとxMAP INTELLIFLEX® DR-SEモデルの2つがあります。後者は、デュアルレポーターで各サンプルからより多くのデータを取得できます。
図2.xMAP INTELLIFLEX®システム
INTELLIFLEXの特長
INTELLIFLEXの特長は以下の通りです。
- 豊富なアッセイポートフォリオ
- 幅広いダイナミックレンジ
- コンパクトサイズ
- 使いやすいフレキシブルなソフトウェア
- デュアルレポーター機能
- 簡単な解析
図3.Luminex®200™システム
Luminex®200™の長所
Luminex®200™システムの長所は以下の通りです。
- 柔軟性 – 磁気ビーズと非磁気ビーズの両方のイムノアッセイに対応
- マルチプレックス – わずか25 μLのサンプルで、96ウェルプレートのウェルあたり最大100種類のアナライトを解析
- 使いやすさを追求 – ユーザーフレンドリーなプログラミング機能
- 多検体にも対応 – バーコードリーダーでサンプルID入力可能
図4.FLEXMAP 3D™システム
FLEXMAP 3D™システムの長所
FLEXMAP 3D™システムの長所は以下の通りです。
- オートメーション/LIS対応 – xPONENT™4.3ソフトウェアがFLEXMAP 3D™システムを制御し、日々のメンテナンスの自動化にも対応。Laboratory Information Systems(LIS)およびその他の自動化プラットフォームとの接続オプションも選択可能
- 高速 – 1時間以内に48,000のデータポイントを測定デュアルサンプル流路とシリンジインジェクションスピードの向上により、サンプルインジェクションが高速化
- 96ウェル・384ウェルに対応 – サンプル量の柔軟性とスループットを向上
- 多機能 – ひとつのシステムでタンパク質と核酸アプリケーションの両方に対応
- 優れたマルチプレックス測定-3種類の色素で段階的に染色してビーズを作製。3つのシグナルの相対強度をモニターすることで、最大500のビーズを識別可能
*FLEXMAP 3D™システムはclass1(l)レーザー製品です。
研究目的での使用に限定されます。診断目的には使用できません。
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