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ホーム固相マイクロ抽出(SPME)揮発性・半揮発性物質のためのSPMEファイバー・パフォーマンス向上のヒント

揮発性・半揮発性物質のためのSPMEファイバー・パフォーマンス向上のヒント

揮発性・半揮発性化合物回収用SPMEファイバーとその能力

SPMEファイバー・セレクション

揮発性分析対象物

揮発性分析対象物の回収を試みる場合、Carboxen/PDMSファイバーが揮発性化合物の吸着に理想的であることが示されています。吸着タイプのファイバーは、低濃度で存在する分析対象物の抽出にも優れており、多くの分析対象物でMDLが低くなります。複合マトリックス中の揮発性物質のサンプリングを改善するには、3分の2を試料で満たし、3分の1をヘッドスペースとして残すように、密閉したバイアルに試料を入れてください。ヘッドスペース容量が大き過ぎるとヘッドスペース内の分析対象物濃度が低下し、抽出効率が低下することがあるので注意してください。この試験で評価した揮発性分析対象物の大部分について、直線濃度範囲は1 ppb~10 ppmでした。ただし、この範囲は分析対象物の極性に応じて変わります。

半揮発性分析対象物

ヘッドスペース内の半揮発性化合物の抽出を試みる場合は、PDMSやポリアクリレートなどの吸収ファイバー・コーティングを使用してください。試料をわずかに加熱すると、分析対象物の揮発性が高くなります。再現性を担保するには、ファイバーを挿入して試料抽出を始める前に、試料を抽出温度で安定させる必要があります。十分な蒸気圧がある場合、高沸点の分析対象物であってもヘッドスペースから抽出できます。たとえば、PCBは、試料をほんの50 ℃に加熱することにより、土壌からヘッドスペースへと抽出できます。吸収ファイバーは抽出に分配を利用するため、吸着ファイバーよりも大きな容量と直線濃度範囲を持っています。

極性分析対象物

蒸気圧が低い極性分析対象物の一部については、Carbowax DVBやポリアクリレートなどの極性ファイバーのほうが良い選択肢かもしれません。溶液への浸漬が必要な場合があります。一般に、大型の分析対象物(> 150 amu)を抽出して放出するには、大きな細孔(DVBなど)を持つ吸収ファイバーや吸着ファイバーのほうが適しています。

主な資料
SPMEアプリケーションガイド(PDF)

SPME関連資料

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